長く厚い霧が立ち込めていて、そして霧の先の眺めがこれまでとは異なるものであることが徐々に明らかになっているように感じるが、それでもbefore / afterのように切り替えて生き方をシンプルに変化させればいいという事ではなくて、霧がかかる前にも変容させるべき、取り残されたものがずっと有ってどうすることもできないような、もどかしい心地がしている。
最近は少しずつ呼吸しながら、詩をつくったりして過ごしている。
以下は一番新しく書いた詩。
長蛇と一瞬 (Vene)
1.
古い決まりと 描いてくれた 時間の絵を 今部屋に飾っている
うつつは ゆめ
ゆめは うつつ
境界線の小屋には 誰もいない 決めるのはキミだけ
長蛇と一瞬
いつでも いれかわるさ
2.
新しい眺めと 注いでくれた 言葉の響きは 遥か昔皆知っていた
うつつは ゆめ
ゆめは うつつ
境界線の小屋には 誰もいない 決めるのはキミだけ
長蛇と一瞬
いつでも いれかわるさ
fin.
(2021.8.28作)